2024年12月22日( 日 )

永黒団地建替事業、第1工区を九鉄JVが落札

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 北九州市発注の「永黒団地第1工区市営住宅建替事業に係る設計・工事」の落札者が決定した。同工事は設計と工事を一括で発注するDB(Design Build)方式が採用されている。落札したのは九鉄工業(株)を代表とする九鉄・西部交通JVで、設計を(株)西部交通建築事務所、施工を九鉄工業(株)がそれぞれ担当する。落札額は12億4,000万円(税別)。

 設計段階から施工関係者が早期関与することによる、資材の早期発注などの業務効率化、市の提示した工事期間から約2カ月間の工期短縮、DX推進の観点からウェブ会議の実施やBIMを活用するなどの提案内容が、市から相応の評価を得た。

 同工事は永黒団地の老朽化に対応するもので、同団地ならびに周辺住宅を集約する格好で建替事業が進められている。工事は全3工区に分けて実施される予定で、今回の第1工区の工事概要は、永黒団地の一部(3棟)の解体工事と、1棟(70戸)の新築。工期は、27年3月31日までを計画している。

永黒団地建替え後のイメージパース
永黒団地建替え後のイメージパース

※BIM…ビルディングインフォメーションモデリングの略。建築物をコンピューター上の3D空間で構築し、企画・設計・ 施工・維持管理情報を一元化する手法。設計・管理の手間が減るなどのメリットがある。 ^
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【代 源太朗】 

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