2024年11月22日( 金 )

山口油屋福太郎、田中前代表を取締役からも解任

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ
法人情報へ

 2023年11月28日に田中洋之代表取締役を解任していた(株)山口油屋福太郎は、同12月24日、田中氏を取締役からも解任した。田中氏は05年に山口油屋福太郎に入社し、常務取締役、代表取締役副社長を経て19年から代表取締役社長を務めていた。

 山口油屋福太郎は業務用食品卸を主力に明太子製造などを手がけてきたが、明太子せんべい「めんべい」を開発し博多土産の定番商品に押し上げた。田中氏の社長就任後にコロナ禍に見舞われたこともあり20年12月期に2期連続となる赤字を余儀なくされ、21年12月期に黒字回復し23年12月期も好決算が見込まれるものの、コロナ期の海外事業の大幅損失計上の責任を問われることとなった。

 田中氏は山口毅会長、勝子相談役夫妻の娘婿に当たるが、妻の香菜子氏は21年1月に死去している。報酬が支払済の2月までは勤務すると見られる。後任の代表取締役社長には樋口元信前常務取締役が就任している。
 

関連キーワード

関連記事