2024年11月25日( 月 )

協立エアテック 23年12月期は増収増益

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ
法人情報へ

 空調・防災ダンパーの専門メーカー・協立エアテック(株)(本社:福岡県糟屋郡、久野幸男代表)はこのほど、2023年12月期の連結決算を発表した。それによると売上高が前期比12.3%増の118億9,600万円、営業利益が同36.5%増の6億8,600万円、経常利益が同31.3%増の7億3,900万円、当期純利益が同34.4%増の4億8,800万円となっている。

 売上高を主な製品別で見ると、ビル設備部門のダンパーが32億2,100万円(同3.6%増)、吹出口が23億700万円(同17.0%増)、住宅設備部門の全館空調システム・24時間換気システムなどが38億5,500万円(同1.2%減)となった。

 利益面については、不採算案件の見直しや高付加価値製品の販売に重点をおいた営業活動で利益を確保。工場原材料の海外調達による変動費の抑制、労務費や製造経費の徹底したコスト削減、作業工数低減活動により製造原価の低減に寄与した。しかし、原材料価格の高騰などにより最終的には売上原価率は75.7%(前期76.3%)となった。

 24年期については、売上高112億円(前期比5.9%減)、営業利益が6億5,000万円(同5.3%減)、経常利益が6億7,400万円(同8.8%減)、当期純利益が4億7,000万円(同3.8%減)になると予想している。

【田中 直輝】

関連キーワード

関連記事