2024年11月05日( 火 )

西部技研、23年12月期決算は増収減益 来期は増益予想

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 空調機・除湿機・全熱交換器などの製造を手がける(株)西部技研(本社:福岡県古賀市、隈扶三郎代表、東証グロース)は2月14日、2023年12月期の連結決算を発表した。それによると、売上高は287億2,500万円(前期比15.4%増)、営業利益は42億9,800万円(同6.7%減)、経常利益は43億6,100万円(同8.8%減)、当期純利益は34億3,100万円(同12.2%減)で、増収減益となった。

 主な決算要因については、EV普及にともなうリチウムイオンバッテリー業界における設備投資需要の高まりを背景として、とくに日本や北米向けを中心にデシカント除湿機のシェア拡大を目指して受注活動の強化を進めた結果、増収につながったとする一方で、営業力の強化とグループ内の管理体制の整備にともなう人件費等の計上に加えて世界的な物流費高騰などを主な要因として減益になったとしている。

 来期(24年12月期)の業績予想については、売上高は334億1,700万円(前期比16.3%増)、営業利益は44億3,400万円(同3.2%増)、経常利益は45億7,700万円(同5.0%増)、当期純利益は36億6,000万円(同6.7%増)で、増収増益を予想している。

【寺村朋輝】

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