国民民主党福岡県連、福岡4区にNHK職員を擁立へ
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国民民主党福岡県連は19日の常任理事会で、衆院選福岡4区の候補者としてNHK職員の男性を擁立する方針を固めた。同党県連によると、擁立するのは、NHK職員・許斐亮太郎氏。国民県連の政治塾にも参加していたという。県連は、近く正式に党本部に許斐氏の擁立を上申する。
福岡4区は、現在、自民党現職の宮内秀樹氏がいるほか、現職で日本維新の会の阿部弘樹氏、新人で元県議会議長・吉松源昭氏(自民党県議団)、社民党と参政党の新人も立候補の意向である。
昨年11月、立憲民主党と国民民主党の福岡県連は、次の衆議院選挙における県内11選挙区のうちの7選挙区について、候補者をすみ分けるという内容の合意書を締結した。
11選挙区のうち、立憲は1区・2区・3区・5区・10区、国民は4区・6区で候補者を擁立し、両党の候補者がいない4選挙区では引き続き調整することで合意していた。国民が許斐氏の擁立を決めたことで、残り3選挙区の行方が課題となる。
自民党の政治資金問題で、野党にとって有利な情勢となったとの見方もあるが、旧民主党系の両党が、いまだ政策や思想をめぐって1つにまとまれない状況では、想定ほど議席を得られないのではないかとの見方もある。
福岡4区は、現職の宮内氏と、自民党県議の吉松氏が真っ向から対峙する保守分裂状況にある。立憲・国民両党が、支持団体の連合に加盟する労働組合も含めて、過去の経緯を乗り越えまとまることができるのか注目される。
【近藤 将勝】
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