2024年12月22日( 日 )

九州沖縄で週休2日工事やBIM活用に関する新たな目標を設定

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 九州地方整備局は18日、九州・沖縄ブロック土木部長等会議において、令和6年度の取り組み目標を追加したと発表した。

 追加された目標は、①週休2日工事の「質の向上」に向けたものと、②インフラDXの普及・拡大に向けたものの、大きく2つ。

 ①の達成に向けては、九州・沖縄ブロックで毎月第4土曜日を統一現場閉所日に設定するほか、工事におけるウィークリースタンスの導入に向けた検討を開始する。

令和6年度の九州・沖縄ブロック統一ポスター
令和6年度の
九州・沖縄ブロック統一ポスター

    ②に関しては、ICT活用工事の対象工種に、河川浚渫、地盤改良工、付帯構造物設置工の3工種を追加(従前からの対象工種:土工、舗装(新設・修繕)、小規模土工、法面工)。また、九州地方整備局、沖縄総合事務局においては、詳細設計・工事に原則BIM/CIM(3Dソフト)を適用することとし、その他の県・政令指定都市についても、今後導入に向け検討を進める。

 4月から建設業においても罰則付きの時間外労働規制が適用されることになるため、これらの目標に取り組むことで、発注者側からも建設業界における働き方改革を加速化させる狙いがある。

令和5年度のインフラDX合同研修会の様子(宮崎)
令和5年度のインフラDX合同研修会の様子(宮崎)

※ウィークリースタンス…発注者と受注者の間で1週間のルールなどを定める制度。ウィークリースタンスに則り計画的に行動することで、業務効率、業務環境の改善が期待される。 ^

【代 源太朗】

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