債権者判明
負債総額 52億6,422万円
主な倒産理由/信用不安
3月1日に東京地裁へ破産手続きの開始を申請し、同日破産手続き開始決定を受けた同社の債権者が判明した。申請代理人は横山兼太郎弁護士(西村あさひ法律事務所・外国法共同事業、東京都千代田区大手町1-1-2、電話:03-6250-6200)ほか3名。破産管財人は小畑英一弁護士(TF法律事務所、東京都千代田区平河町2-7-5、電話:03-6206-1310)。負債総額は債権者236名に対し52億6,422万円。
同社は1979年2月に設立されたグッズ企画・製作業者。主に大手新聞社などを取引先とし、新聞の整理・保管袋の企画・製作のほか、プロ野球チームの関連グッズ製作なども手がけていた。また、東京や大阪、福岡で表彰状やポスターなど、式典・販促で使用される印刷物も手がけるなどし、2010年1月期には39億5,071万円の売上高を計上していた。
しかし、販促物の需要減により業績が低迷。23年1月期の売上高は32億6,700万円まで減少していた。そのようななか、不適切会計による粉飾決算が発覚。再建を目指したが事業継続を断念し、今回の措置となった。
なお、判明した主な債権者は以下の通り(単位/千円、100万円以上、債権額は申請書類によるもので確定債権とは異なる)。
【立野】