「完全バリアフリー化」八女市役所新庁舎、記念式典開催
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来月7日に開庁する新しい八女市役所の完成記念式典が14日に開催された。記念式典には、三田村統之八女市長をはじめ、服部誠太郎福岡県知事、西田正治筑後市長、藤丸敏衆議院議員(自民党)、野田国義参議院議員(立憲民主党)、橋本正敏八女市議会議長など市関係者や来賓など約70人が参加した。
服部知事は「庁舎建設を進めてこられた三田村市長はじめ八女市の皆様方、橋本議長はじめ八女市議会の皆様方、そしてすべての関係の皆様方のご尽力に対して深き敬意を表し、お祝いを申し上げたい」と関係者を労ったうえで「控室でいただいた八女茶がびっくりするほどおいしかった」と特産品の八女茶に言及し、県として農業地域である八女市を重要視していることを強調した。
三田村八女市長は、新庁舎が完成したことについて「市制施行70周年を迎えたが、大きく飛躍すべきこの年に新庁舎の業務がスタートすることをうれしく思う」と述べたうえで、
「安心と成長の街、八女の実現に向け、さまざまな施策に果敢に取り組んでいくとともに、市民の皆さまの期待に応えられるよう職員一同決意を新たにしている」と語った。八女市役所の新庁舎は地上5階建てで、高齢者や障がい者も利用しやすいバリアフリー化された施設となっている。各部署や会議室のほか、災害に際して一時避難所として活用できる多目的室や、3階の大会議室にマルチモニターを設置し、災害時には対策本部となる。また、市民向けにテーブルや椅子などがおかれたスペースも設置された。
新庁舎正面の大庇の天井や、相談や来客用のブースの囲い、議会棟の天井などに八女産の杉を使用していることも特徴として挙げられる。
現庁舎は、南北2つの棟からなるが、市民サービス関係の部署が多い南棟は、建設から54年が経過し、老朽化や災害への対応面における問題点が指摘されていた。また、2010年の旧星野村や旧黒木町など旧八女郡地域との合併にともない、本庁舎にそれまで各町村役場に置かれていた機能を集約したため、合併前と比べ、業務量が増加し、多くの市民が利用するうえでも建て替えが求められていた。
式典後、関係者や報道機関に公開、午後からは一般市民向けの内覧会が行われ、新しい市役所を一目見ようと多くの市民が参加した。
八女市企画部新庁舎建設課によると、5月の大型連休ですべての移転作業を完了させ、来月7日から供用を開始するという。
【近藤 将勝】
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