2024年12月22日( 日 )

ゼンリン、24年3月期決算、増収と営業利益は増益、来期は増収と大幅増益予想

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 26日、ゼンリン(株)(本社:福岡県北九州市、高山善司代表)は24年3月期の連結決算を発表した。それによると、売上高は613億3,500万円(前期比4.1%増)、営業利益は19億8,100万円(同10.1%増)、経常利益は20億600万円(同2.1%減)、当期純利益は20億780万円(同25.0%減)で、増収と営業利益では増益も、最終利益は減益となった。

 主な決算要因について同社は、子会社の一部サービス終了による売上減少の要因があったものの、一方で、自動車生産の持ち直しを背景にカーナビゲーション用データの売上が大幅に増加したことや、官公庁向けの住宅地図データの提供が堅調に推移したことが売上に大きく貢献し、全体として増収と営業利益の増益になったとしている。

 また、経常利益と当期純利益が前期比減となった理由については、前年同期に子会社の再編にともなう固定資産売却益や子会社出資金売却益などを特別利益に計上したことの反動として説明している。

 来期(25年3月期)の業績予想については、売上高は643億円(前期比4.8%増)、営業利益は36億円(同81.7%増)、経常利益は37億円(同79.6%増)、当期純利益は25億円(同20.3%増)で、引き続き増収と大幅な増益を予想している。

【寺村朋輝】

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