新日本科学、2024年3月期決算は増収減益 来期も同予想
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8日、(株)新日本科学(本社:鹿児島市、永田良一代表)は2024年3月期の連結決算を発表した。それによると、売上高は264億5,000万円(前期比5.4%増)、営業利益は41億6,200万円(同20.6%減)、経常利益は70億1,500万円(同23.7%減)、当期純利益は55億3,100万円(同8.7%減)で、増収減益となった。
主な決算要因としては、主力のCRO事業※がけん引し2期連続で過去最高を更新したことが増収に貢献した。しかし、利益面では、同社独自の経鼻投与基盤技術を用いた経鼻製剤の承認第1号を目指して買収した米国Satsuma社の経鼻偏頭痛治療薬「STS101」のFDA承認に向けた経費13億4,400万円が計上されたことが大きく影響したとしている。
※CRO事業:細胞・実験動物等を用いる非臨床試験(または前臨床試験)を受託する非臨床事業と、臨床試験を受託する臨床事業から構成される。 ^
来期(25年3月期)の業績予想については、売上高は298億3,500万円(同12.8%増)、営業利益は23億5,000万円(同43.5%減)、経常利益は53億4,500万円(同23.8%減)、当期純利益は39億2,000万円(同29.1%減)で、増収減益を予想している。
【寺村 朋輝】
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