第一交通産業の24年3月期、訪日客需要取り込み3期連続増収
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第一交通産業(株)(本社:北九州市小倉北区、田中亮一郎代表)は9日、2024年3月期の連結決算を発表した。それによると、売上高が前期比1.8%増の1,007億1,100万円、営業利益が同15.2%増の30億5,400万円、経常利益が同4.8%減の40億800万円、当期純利益が同57.2%減の9億1,900万円となった。主力のタクシー事業でインバウンドなどの需要が好調に推移し、3期連続の増収となった。
当期純利益の大幅な減少は、三重県にある商業施設の賃貸契約を前倒しして解除、解体することによる特別損失計上にともなうものだ。
セグメント別の売上高では、タクシー事業が同7.6%増の503億6,200万円、バス事業が同15.4%増の65億4,800万円だったが、不動産分譲事業は同9.2%減の292億4,200万円となった。
25年3月期の業績については、売上高1,038億円(前期比3.1%増)、営業利益35億円(同14.6 %増)、経常利益41億円(同2.3%増)、当期純利益23億円(同150.1%増)を見込んでいる。
【田中 直輝】
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