2024年11月22日( 金 )

大石産業、2024年3月期決算 売上は横ばい、利益は減少

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ
法人情報へ

 10日、大石産業(株)(本社:北九州市八幡東区、山口博章代表)は2024年3月期の連結決算を発表した。それによると、売上高は219億6,400万円(前期比0.8%増)、営業利益は10億8,600万円(同3.5%減)、経常利益は13億4,700万円(同3.6%減)、当期純利益は10億6,500万円(同18.0%増)で、売上は横ばい、営業利益は減少となった。

 主な決算要因として、まず売上高については、原燃料価格の高騰に対処するための販売価格修正の効果に加え、パルプモウルド製食品用容器、事務機器用パルプモウルドトレーの拡販などが増収に貢献したものの、利益面では、主に各製品の販売数量の減少と製造固定費の増加が、営業利益を押し下げたとしている。また、特別利益として発生した火災に関連する受取損害保険金と役員退職慰労金の返還が、最終利益を押し上げる要因となった。

 来期(25年3月期)の業績予想については、売上高は234億5,000万円(同6.8%増)、営業利益は11億7,000万円(同7.7%増)、経常利益は14億円(同3.9%増)、当期純利益は10億2,500万円(同3.8%減)で、増収と経常利益まで増益を予想している。 

【寺村朋輝】

関連キーワード

関連記事