2024年11月23日( 土 )

北九州市「kitaQ ZEH」の普及へ 協力事業者を募集

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北九州市「kitaQ ZEH」の普及へ 協力事業者を募集    北九州市は27日から、「kitaQ ZEH」のモデル棟を建設、PRを行う協力事業者(住宅事業者や建築設計事務所など)の募集を開始する。

 kitaQ ZEHとは、2050年のゼロカーボンシティの実現に向け、住宅の脱炭素化推進のため、「健康×コスパ×脱炭素」を掲げた独自の健康省エネ住宅モデルのこと。同市は、国が普及を推進しているZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)を超える性能を有するモデルの実現を目指す。具体的には、断熱性能は「G2.5」(UA値0.38、C値≦1.0)相当、局所間欠暖房(等級4との比較)約60%減、家中24時間暖房約20%減の性能となっている。

 役割分担として、協力事業者はkitaQ ZEHを民間資金により建設、 事業者向け現場見学会への協力・説明、市ホームページへの掲載用に、建設現場や建物の写真を提供する。北九州市は、建設現場において事業者向け現場見学会を開催、 市ホームページなどで協力事業者の問い合わせ先や、kitaQ ZEHの建設状況などをPRし、アンケートの作成や実績のとりまとめ、見学会などの開催などを行うとしている。

 募集する施設の条件について、建設場所は北九州市内、竣工期限を2025年3月末とし、省エネ性能ラベルを作成し、エネルギー消費性能、断熱性能、目安光熱費を表示するよう努めることとする。

 モデル棟の仕様は、UA値≦0.38、C値≦1.0。kitaQ ZEHの8つのポイントのうち、パッシブデザイン、冷暖房計画、壁内部の結露防止、省エネ・創エネ設備、エネルギーマネジメントを配慮して計画することとしている。

 募集期間は12月27日まで。断熱等級5(ZEH水準)以上の住宅の建設経験があることなどが要件となっており、既存か新築かは問わない。問い合わせ先は、同市都市戦略局 住まい支援室まで。

【田中直輝】

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