2024年12月22日( 日 )

【倒産】ニチハツ工業(株)(福岡) 道路標識地場大手

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ
法人情報へ

民事再生法適用申請
負債総額 約27億円

 同社は27日、東京地裁に民事再生法の適用を申請し、同日、同地裁より保全処分・監督命令を受けた。申請代理人は片山裕二朗弁護士(西村あさひ法律事務所・外国法共同事業、東京都千代田区大手町1-1-2、電話:03-6250-6200)ほか3名。監督委員は上田慎弁護士梶谷綜合法律事務所、東京都千代田区大手町1-7-2、電話:03-5542-1453

 同社は、福岡県を中心に西日本の高速道路や一般道の道路標識をはじめ、ガードレール・区画線などの交通安全施設の製作および設置を手がけ、2002年4月期には17億2,948万円の売上高を計上していた。

 しかし、標識の需要減もあり23年4月期には売上高が9億4,761万円に減少し、1,570万円の債務超過に陥った。標識の需要減のほか、資材価格や人件費の高騰もあり自主再建を断念。今回の措置となった。

 なお、資格を必要としない一部事業については、24日に地場の道路景観舗装業者と事業譲渡契約を締結している。

業種 道路標識製作・設置
所在地 福岡市南区柳瀬2-15-8
設立 1976年7月
資本金 5,000万円

関連記事