2024年12月27日( 金 )

日帰り・宿泊温泉施設「博多 由布院・武雄温泉 万葉の湯」閉館へ

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 万葉倶楽部(株)(神奈川県小田原市、高橋理代表)は、「博多 由布院・武雄温泉 万葉の湯」(福岡市博多区)を8月28日をもって閉館すると発表した。

 同社によると、同施設は万葉倶楽部が運営する日帰り・宿泊温泉施設の第3号店として2001年7月に開業した。年間約30万人の来客を誇り、コロナ禍の厳しい時期も乗り越え、最近ではコロナ前の水準を上回る利用状況を見せていた。しかし、23年にわたる建物・設備の経年劣化が顕著となり、建替えを含む大規模工事が必要な状況となっていた。また、近年の建設コストの高騰や人件費、仕入材料費の上昇、人材の採用難など、経営環境の厳しさが増し、苦渋の決断として閉館を決めたとしている。

 同施設で運用されていたポイント・チャージ残高、有料会員・法人会員年会費、発行済みの回数券・ギフト券等の取り扱いや払い戻しについては、追ってホームページやSNSで詳細を告知する予定としている。

 万葉倶楽部は、日本全国に日帰り・宿泊温泉施設を展開しており、今回閉館する「博多 由布院・武雄温泉 万葉の湯」以外に17の施設を運営している。

【寺村朋輝】

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