2024年12月22日( 日 )

梅の花、24年4月期の連結業績予想を上方修正

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 12日、(株)梅の花(本社:久留米市、本多裕二代表)は、2024年4月期の連結業績予想を上方修正することを発表した。

 それによると修正予想では、売上高は298億1,600万円、営業利益は8億1,900万円、経常利益は7億3,900万円、当期純利益は10億2,000万円となった。前回発表予想からの増減額は、売上高が1億2,600万円(0.42%増)、営業利益が9,600万円(13.28%増)、経常利益が1億円(15.65%増)、当期純利益が2億5,600万円(33.51%増)となり、利益面でとくに大きな上方修正となった。

 今回の予想修正の理由について同社は、管理業務の合理化・効率化や、セントラルキッチンの生産性向上など、収益力向上に尽力した結果と、メニューのリニューアルや顧客接点強化による認知度および来店客数の増加などにより、発表計画を上回る見込みになったとしている。

 同社を取り巻く事業環境は、コロナ禍を契機としたライフスタイルの変化によって深夜時間帯の飲食需要が減少したことや、慢性的な人手不足が続く厳しい状況にある。同社は19年4月期以降、5期の最終赤字(22年4月期は最終黒字も営業と経常は赤字)を計上していたが、コロナ禍を機に管理業務や生産体制の刷新をはかり、当期で営業損益以降の全面的な黒字転換を実現するかたちとなる。

【寺村朋輝】

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