福岡生コンの雄 林グループ、年商100億円を狙う
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当社の各記事でも既報の通り、日本の少子高齢化等を要因として、各種の建設需要はピークアウトに向かいつつある。たとえば住宅市場では、2023年度の新設住宅着工戸数は前年度比7.0%減の80万176戸となり、今後、さらなる市場縮減の方向は確実であると言われている。
▼参考記事
『市場縮減のなか岐路に立つ工業化住宅とハウスメーカー』市場が先細りするなかで、建設業に携わる各種業者は、たとえば同じ建設業のなかでもリフォーム業へ重心を移行するなど、それぞれに生き残り策を検討している。
だが、世間にはまだまだ熱い業界がある。
それが「生コンクリート業界」だ。とくに福岡では生コンクリートで高収益を挙げている企業が数多ある。
福岡の生コンクリート業界はいかにして高収益な業界となったか、それについてシリーズ記事でお届けしていきたい。
生コンを取り扱う総合企業体「林グループ」
1つ目に取り上げるのは、福岡県生コンの雄、林グループ(林宗一会長)だ。
野方菱光(本社:福岡市西区、林慶太郎代表)を中核企業とする同グループは、近年さらに成長を遂げてグループ全体で年商100億円を狙う勢いだ。
その収益力はどこにあるのか、お伝えしていきたい。
【寺村朋輝】
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