九州の流通8社で構成される九州流通サステナビリティサロンは12日から、九州内の各社店舗をクーリングシェルターとする取り組みについて展開を始めた。熱中症対策についての知識を習得し「熱中症対策アンバサダー」認定を受けた専門スタッフの配置や、啓発冊子設置など、包括的に熱中症対策を推進する。
同サロンにはイオン九州(株)、(株)イズミ、(株)サンリブ、(株)新生堂薬局、(株)トキハインダストリー、(株)ナフコ、(株)西鉄ストア、(株)ミスターマックス・ホールディングスが参画している。
クーリングシェルターは気温が高く、熱中症リスクが高まるときに環境省から発表される「熱中症特別警戒アラート」に対応し、休憩場所として開放される施設。 外出時や自宅に冷房設備がないなど、危険な暑さが見込まれる際に、誰もが利用できる。
市町村長が環境省の定める条件をもとに指定するが、今回の取り組みでは市区町村との協議を行い、当該店舗の準備が整い次第、段階的に指定を進める。
九州全県と健康に関する包括的な連携協定を締結している大塚製薬の協力を得て、各流通企業の担当者を対象に「熱中症対策アンバサダー講座」を実施。熱中症対策の専門知識を持つスタッフを育成することで、緊急時の対応や店舗内での啓発を推進し、地域全体での対策強化を目指す。
【田中直輝】
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