2024年11月25日( 月 )

北九州都市高速の料金所で着服行為 受託会社社員を懲戒解雇

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 福岡北九州高速道路公社は4日、同公社が管理する北九州高速道路の料金収受業務を受託するトールウェイサービス(株)の社員が、横代料金所など6カ所の料金所で通行料を着服していたと公表した。

 着服行為があったのは7月18日~8月5日の間に勤務した7日間で、被害金額は5万9,020円(122台分)。トールウェイサービスは同公社への弁済を行い、9月2日付けで当該社員を懲戒解雇した。

 同公社は料金所に設置している交通量の自動計測装置で計測した料金所の車両の通過台数と、領収書の発行枚数を比較することで不正行為がないか検査を行っている。7月29日に実施した検査において、通過台数と領収書発行枚数に不自然な台数差を確認したため、受託会社であるトールウェイサービスへ調査を指示したところ、今回の事実が発覚した。

 同公社は監視カメラの抜き打ち検査を強化し、再発防止に取り組むとしており、トールウェイサービスや、その他の収受会社への指導を行う。また、トールウェイサービスも独自に「料金所内の録画画像の確認」や「本人の了承を得たうえでの手荷物検査」などを実施するとしている。

【若松大生】

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