2024年11月23日( 土 )

最重要争点が消費税減税である理由

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 NetIB-NEWSでは、政治経済学者の植草一秀氏のメルマガ記事を抜粋して紹介する。今回は「劣悪な社会保障と高率の消費税率は悪魔の組み合わせだ」と論じた9月9日付の記事を紹介する。

9月4日開催の「ガーベラの風(オールジャパン平和と共生)」主催
災害・食料・消費税
総選挙で日本をアップデート
〝ガーベラの風″国会イベント
は会場を埋め尽くす市民の熱気が満ち溢れるなかで開催された。

参加受付開始から早々に参加申し込みが定員に達し、多くの方に受け付けをお断りさせていただきご不便をおかけした。しかし、すでにインターネット上に動画が配信されているので、ぜひご高覧賜りたい。

TTBジャーナルさま
https://www.youtube.com/watch?v=MGQT7ygxutw&t=2846s
IWJさま
前半
https://www.youtube.com/watch?v=w2ORBF_QKhY&t=19s
後半
https://www.youtube.com/watch?v=KPTH30p5qEI

基本テーマは災害・食料・消費税。新3S政策と命名した。災害の焦点は原発で、日本は直ちに原発ゼロの決断を下すべきだ。政府は日本農業の崩壊を誘導し、米国の規制基準を日本に持ち込み、食の安全を破壊している。これを抜本修正すべきである。

消費税減税・廃止が喫緊の課題。イベントでは私から消費税減税・廃止について提言を示す予定だったが、時間がなくなり断念した。

次期衆院選では、これらの基本政策を確認し、基本政策を共有する市民と政治勢力、候補者の連帯を呼び掛ける。

政党単位では一部の野党が示す基本政策が私たちの主張と合致しない。政策を基軸に候補者を選別し、私たちと基本政策を共有する候補祖を選別し、その候補者に私たちの投票を集中させる戦術を採用する。「選別支援」が総選挙の基本対応になる。

イベントでは「ガーベラの風」顧問で「村山談話を継承し発展させる会」理事長・藤田高景氏から私たちのイニシアティブを提案させていただき、満場一致で承認いただいた。

その「イニシアティブ」を掲載する。
「総選挙に向けての〝ガーベラの風″イニシアティブ
日本経済長期停滞の下で労働者の実質賃金は過去27年間に17%も減少しました。この間に消費税率は10%に引き上げられ、日本の主権者は下流に押し流されています。他方、大企業利益は空前の規模に拡大しています。
集団的自衛権行使は憲法違反であるとの政府見解は書き換えられ、憲法改正の手続きを経ることなく憲法の中身が一内閣によって改変されました。自衛隊は米軍指揮下に組み込まれ、戦争準備が加速しています。
福島原発の悲劇を体験した私たちは原発廃止を決意したはずでしたが、一転、原発全面推進の旗が振られています。
TPP断固反対を掲げた自民党がTPPを推進し、日本の農業は壊滅の危機に瀕し、食の安全が根底から損なわれています。
このなかで、政治とカネの巨大組織犯罪に直面した岸田内閣が終焉し、次の総選挙を通じて、私たち主権者が望む基本政策を実現する清新な政権を樹立することが求められています。

※続きは9月9日のメルマガ版「植草一秀の『知られざる真実』」「最重要争点が消費税減税である理由」で。


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植草一秀の『知られざる真実』

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