2024年11月25日( 月 )

事業再生ファンドで中小企業を成長軌道へ 変革を実行する優れた経営人材の登用

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コントロール(株)

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 2024年、多くの中小企業が倒産の危機に直面している。IT化による情報の民主化が経営環境を大きく変え、従来の手法が通用しなくなったためだ。経営者は個人保証のため簡単に撤退できないが、新しい人材と革新的な発想があれば、事業は再び成長と繁栄の道を切り拓くことができる。コントロール(株)は、中小企業に対して資金と専門知識、そして優秀な経営人材を投入し、負債のリストラや事業構造の改革を通じて企業の価値を高め、成長軌道に乗せることをミッションとしている。

新時代の経営手法で中小企業を成長軌道へ

 従来の中小企業は地域市場に根ざし、地元のニーズに応えることで生存と成長を図ってきた。しかし、IT化と情報の民主化により顧客の要求は多様化し、従来の経営手法は通用しなくなった。これからの中小企業経営は、デジタルマーケティングやクラウドソーシング、リモートワークなど、新しい技術と方法論を取り入れる必要がある。この変革を実行するためには、未来を見据えた新しい人材が必要だ。彼らは最新の技術に精通し、柔軟な思考と創造力をもつことで、革新的なアプローチを可能にする。

 新時代の経営手法は、もはや従来の延長線上には存在しない。IT化、グローバル化、顧客の多様化に対応するためには、ビジネス要因を分解しゼロから再構築する必要がある。デジタルマーケティングの活用、クラウドソーシングによる業務効率化、リモートワークの導入など、新しいテクノロジーと方法論を積極的に取り入れることが求められる。これにより、中小企業は市場の変化に迅速に対応し、競争力を維持することができる。

本質を的確にとらえ稀有な経営人材を抜擢

 コントロール(株)の代表である岡田勢聿氏は、これまでに多くの医療法人の事業再生を手がけてきた。資金繰りに困窮し、優れた医師が離れた病院に対し、資金繰りと医師の確保を行い、優秀なドクターを経営人材として理事長に抜擢することで病院再生を実現している。

 たとえば、病院経営における課題の1つに、長期入院者の問題がある。長期入院者の収益性に関する問題点として、保険報酬の減少、高コスト構造、病床の回転率低下が挙げられる。長期入院患者は多くの医療リソースを占有し、他の患者への対応が困難になることもある。また、支払いシステムの課題や収益の多様化の難しさも病院経営に影響を与える。これらの問題を解決するためには、ケアの効率的な管理と収益戦略の見直しが必要だ。

 具体的には、慢性期医療から急性期医療への転換を図り、外来患者を多く受け入れることで病棟稼働率を改善し、業績を向上させることが求められる。しかし、医療機関をマネジメントするうえで必要な医療および経営に関する知識と、経営課題を解決する能力を備えた人材は非常に希少だ。そんな“経営不在”と指摘されてきた医療界において、岡田氏は短期間のうちに問題解決につながる人的ネットワークを構築し、自ら病院再生を実現してきた。

自業自得か破産回避か 最善策を求めて

 人間社会は感情に左右される非合理的な現象で満ちている。経営者がビジネスに抱く苦労や思い入れは、時として強い執着となり、過去の栄光にしがみつく自尊心が冷静な経営判断を曇らせることも少なくない。これが経営判断のミスを誘発し、企業の健全な運営を妨げる要因となる。

 2024年に入ってから、多くの企業が倒産の危機に直面している。直近のデータによれば、5月の全国倒産件数は前年同月比42%増の1,009件に達し、約11年ぶりに1,000件を超えた。コロナ禍でのゼロゼロ融資の返済本格化が主因であり、円安や物価高、人手不足も影響している。倒産件数は今後も増加の見通しだ。

 倒産した企業のなかには民事再生手続きを選択するところもあるが、民事再生ではスポンサー企業にとって有利な事業のみが救済され、最終的には倒産した経営者は個人保証による債務弁済のため自己破産を余儀なくされる。結果として、一家離散という悲惨な状況に追い込まれることも少なくない。このような厳しい現実のなか、事業再生ファンドへの株式譲渡は、経営者にとって自己破産を回避する数少ない手段といえるだろう。

このまま生きるか否か、それが問題だ

 自身が築き上げてきたビジネスを手放すのは容易ではない。これまでの苦労も成功も、経営者にとってはすべてが人生そのものである。しかし、沈みゆく船の上で座して死を待つことが唯一残された選択肢なのだろうか。

 シェイクスピア作の悲劇「ハムレット」での独白は、彼の心の痛みと葛藤を鮮明に描き出している。それは、経営者の気持ちとも共鳴する部分がある。環境の変化により行き詰まった経営は、すべて経営者の責任である。しかし、それをそのまま放置してよいわけではない。私もあなたも、いずれ何らかの決着をつけるときが来るのである。


<COMPANY INFORMATION>
コントロール(株)代 表:岡田勢聿
所在地:福岡市中央区赤坂1-14-22
    センチュリー赤坂門ビル2F
設 立:2021年10月
資本金:100万円
TEL:092-715-4244

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