立憲県連、元海上保安大学校教授を福岡7区の公認候補で上申へ
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立憲民主党福岡県連は14日の常任幹事会において、早ければ来月末にも行われるとみられる次期衆院選に向け、福岡7区(大牟田市、八女市など)の公認候補として、元海上保安大学校教授の亀田晃尚氏(53)を党本部に上申することを決めた。近く公認手続きを行う。
県連関係者によると、亀田氏は北九州市小倉北区出身で、今年6月まで海上保安庁に勤務し、尖閣諸島などの警備なども経験し、2017~18年に同大学校教授を務めた。『未完の日本海軍 戦後の吉田路線と海上保安庁』、『尖閣問題の変化と中国の海洋進出』(いずれも三和書籍)などの著書や論文がある。亀田氏は5月に党本部の公募に応募したという。
福岡7区は、古賀誠自民党元幹事長の地盤だった地域で、古賀氏の秘書を務めた藤丸敏氏(元内閣府副大臣)が現職だが、八女市やみやま市など強い保守地盤が背景にある。一方で、大牟田市は炭鉱があった関係で、革新系も一定の支持がある。このため立憲の地元総支部内にはリベラルな候補者を求める声もあったようだ。
県連は、安全保障政策に強い保守的な候補者を擁立することで、野党を選択肢として考えてもらえるようになり、保守地盤にも切り込めると期待している。
【近藤将勝】
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