2024年11月21日( 木 )

憧れをカタチに変え福岡都市圏で存在感高めるアクロスマンションの福岡地行

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(株)福岡地行

アクロス箱崎駅前クレスティア(内観イメージ)
アクロス箱崎駅前クレスティア(内観イメージ)

 福岡都市圏を中心に、分譲マンション・アクロスシリーズや注文住宅・アクロスタウンシリーズを供給する(株)福岡地行は、昨年創立30周年を迎えた。全国屈指の成長都市として注目を集め、マンション用地の取得が厳しさを増している福岡市において、同社は市内でも人気の高い大濠や六本松でのマンション供給を続けている。

原点は先達への憧れ 存在感増すアクロスマンション

 福岡を拠点に地域密着での活動を続け、昨年創立30周年の節目を迎えた(株)福岡地行。この間、リーマン・ショックやコロナ禍、建築資材価格の高騰など、市場環境は目まぐるしく変化を続けているが、同社代表取締役・藤木久臣氏は今日までその変化に柔軟に対応し、事業基盤の強化に取り組むことができた一因として、偉大な先達の存在を挙げる。福岡のマンション業界を牽引した(株)ソロン・田原学氏、(株)ユニカ・緒方寶作氏だ。

 「とくに印象に残っているのが、長崎県福田地区を舞台に2社共同事業として取り組まれたコアマンションマリナシティ長崎です。総戸数は600戸を超えます。以前は西端の地という印象でしたが、現在はトンネル開通にともなう市中心部へのアクセスの向上、民間投資の活発化による各種商業施設の整備により、高い生活利便性が確保されています。先見の明に驚かされますし、公私ともに充実されたおふたりの姿に憧れました」(藤木代表)。

 強烈な個性をもつ先達を目標に、藤木代表は当時販売を担当していたワンルーム200戸を完売させ、25歳で独立。福岡地行を創立した。以降、同社の代名詞でもある分譲マンション・アクロスシリーズの企画・開発・販売に取り組み、福岡都市圏を中心に供給棟数は間もなく30棟を超える。

絶え間ない価値創造 未来の街並みにも残る建築物を

 福岡市内におけるマンション用地の取得は年々厳しさを増している。しかし、福岡地行では地場密着の強みを活かした土地の仕入れ、的確な市場調査と優れた企画力により、高い資産性と居住性を兼ね備えたマンションを市内稀少地で供給し続けている。

アクロス箱崎駅前クレスティア(外観イメージ)
アクロス箱崎駅前クレスティア
(外観イメージ)

 たとえば、福岡市東区箱崎1丁目、JR箱崎駅まで徒歩3分の場所ではアクロス箱崎駅前クレスティア(全27戸)の開発が進められている。福岡市地下鉄・箱崎九大前駅までも徒歩8分と、市の中心部への交通利便性も相応に高く、開発地は九大箱崎キャンパス跡地の再開発による、波及効果にも期待できる地域となっている。箱崎以外では、今後六本松、薬院での開発が控えている。

 アクロスマンションの強みは立地だけにとどまらない。アクロス博多セントラルパークでは、マンション内に入居者向けの露天風呂を整備し、好評を博しているほか、アクロス箱崎ブライトガーデンは岩盤浴や、トリミングができるペットルームを、アクロス二日市ガーデンヒルズは敷地内に家庭菜園やバーベキューコーナーを備えるなど、他のマンションとの差別化が図られている。無論、こうした取り組みのすべてが成功するとは限らない。

 「アクロス空港イーストステージでは、空港側という立地特性を活かそうと、屋上をガラス張りにして景色を楽しめるようにして、そこで朝食サービスを提供していましたが、長くは続きませんでした。実際にやってみることでしか得られない気付きもあります。大切なのは挑戦を続けることだと考えています」(藤木代表)。

 諸々のアイデアは、同社社員発案のものも少なくない。絶え間ない試行錯誤が、新たな価値の創造を可能にしているのだ。

 「福岡の都市力は依然として高く、将来に向けたまちづくりにまだ可能性を残しています。マンションの在り方も変えていけるはずです。たとえば、1階に大浴場を設けて、各部屋にはシャワーだけにすることで間取りの自由度は広がりますし、リネンサービスを導入すればホテルライクな暮らしも可能になります。超高齢社会において、有料老人ホームとは違った選択肢をマンションタイプで提案できるかもしれません。また、福岡の家庭裁判所跡地では、オフィス、商業、ホテル、マンションで構成される複合ビルが誕生します。人口減少社会において、集約型への需要は相応に高まっていくのかもしれません」(藤木代表)。

 成長都市だからこそ挑戦できることがある。そしてそれは、マンション開発に限らない。同社は新たなコミュニティ形成の場としても活用できるゴルフトーナメント、九州クラブ対抗ダブルストーナメント『ACROSS CUP』を主催し、今年第3回目を迎えた。アクロスシリーズを中心に広がる交流の輪は、永続企業へと発展を遂げるための、大きな支えとなるはずだ。

新たなコミュニティ形成の場『ACROSS CUP』
新たなコミュニティ形成の場『ACROSS CUP』

<COMPANY INFORMATION>
代 表:藤木久臣
所在地:福岡市中央区渡辺通4-1-36
設 立:1993年7月
資本金:6,500万円
TEL:092-771-7600
URL:https://www.jigyo.co.jp

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