6月20日夕方、永田町の国会議事堂近くで団体職員の大野泰弘氏(67歳)が乗用車にひき逃げされ死亡した。被疑者は財務省から運転を委託されていた会社の運転手・濃畑宣秀氏だったが、最終的に不起訴となったことで、さまざまな憶測が流れている。
被害者である大野氏の素性をいろいろなメディアが報じているが、より正確なプロフィールを以下に記す。ネットではイトマン事件に関与した「バブル紳士」等々と書かれており、善人ではないのは間違いない。ここではっきりとした大野氏の経歴を紹介する。
大野氏は山形県出身で、同県出身の大物政治家・加藤紘一代議士の公設秘書を務めた。周知の通り、加藤代議士は「加藤の乱」で政治生命を絶たれた。大野氏は官邸へと転身した。ところが、ここで大きな蹉跌し退職した。その時点で「真面目な人生の道」からは転落したのだ。
大野氏は最終的には駐日サンマリノ共和国大使館大使秘書(契約職員)に就いたが、素行の悪い人間との付き合いが多く、契約解除となった。そのため、故人には「財務省を脅している」という風評も流れていたという。
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