英進館が奨学金財団を設立 来秋から大学生に給付
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九州トップの学習塾である英進館が8月、大学生への奨学金給付を目的として(一財)英進館奨学金財団を設立した。来秋から給付を開始する、同財団は本日、設立報告を報道機関に対して行うとともに、第1回の理事会および評議員会を開催した。
財団設立について、筒井勝美・英進館ホールディングス(株)取締役会長は「学業優秀でありながら経済的な理由により学費の支弁が困難な学生に向けて奨学金を給付することで、将来社会に貢献し得る有為な人材の育成に寄与すること」との目的を述べた。
英進館は「自立した社会人の育成」を理念として掲げ、中学・高校・大学受験の指導を中心に多くの生徒を育ててきた。一方で、筒井俊英・同代表取締役社長によると、「経済的に恵まれていない、環境上のサポートが必要なお子さんこそに、支援をしたい」との声が教室の現場の講師から寄せられていたという。
筒井社長によると、このように進学塾が財団を設立し奨学金を給付している事例は全国でも確認できておらず、設立は手探りであったという。同財団が無事に設立され、来年から奨学金の給付を開始することが決まったことを受け、筒井社長はそうした子どもをサポートできるのであれば嬉しいとの想いを語った。
財団の設立者は筒井会長と筒井社長、英進館HDで、筒井会長は個人の株式を寄付し、今後筒井社長も寄付を予定しており、株式の配当金も財団の資金に充てる。事業内容は、(1)奨学金の給付事業、(2)奨学生の交流、(3)その他当法人の目的を達成するために必要な事業。奨学金は給付型とし、給付額は月4万円、年間で計48万円。九州大学、熊本大学、長崎大学、鹿児島大学の4校、計8名の学生を選考して給付する。筒井会長らは「理数力」の低下を憂いており、医学、理工系学部の学生を対象とする。
<COMPANY INFORMATION>
(一財) 英進館奨学金財団
所在地:福岡市中央区今泉1-11-12
設立者:筒井勝美、筒井俊英、
英進館ホールディングス(株)
設立者拠出金:1,000万円(現預金)
URL:https://eishinkan-foundation.or.jp/【茅野雅弘】
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