異業種交流会を通じて地場中小企業の発展と九州の成長を支える
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異業種交流会「N会」
幅広い業種が集う人脈形成の場
2007年に立ち上げられた異業種交流会「N会」は、平河光広代表の「福岡を拠点に活動する中小企業のために何かできることはないか」との社会貢献に対する思いからスタートした。現在、N会の幹事長で(有)弘大の代表取締役を務める平河弘摂氏が、創業者で実父の光広氏とともに運営にあたっている。
N会は発足以来、17年にわたって建設・不動産業界を中心に、飲食業や情報通信業、医療関係者、県議会議員など幅広い業種の事業者が集い、人脈形成、ビジネスパートナーの開拓につながる場として活用されている。
一貫して「着席式」にこだわっており、単なる名刺交換ではなく、参加者の業種業態を見極めた座席配置から運営まできめ細やかな対応を心がけてきた。「N会を始めたのは情報収集・交換のためですが、幅広く人が集まる会にしたいと考えていました。やはり人と親しくなるためには、会食をすることではないでしょうか」(光広代表)。
積み上げた信頼関係で福岡県知事の講演が実現
今年2月には、服部誠太郎福岡県知事を講師としてお迎えした。服部知事は「世界と勝負し、世界から選ばれる福岡県」の実現を基本政策の1つに掲げており、久留米市を中心にバイオ産業の集積育成に力を注いでいることを報告した。公務多忙のなか、服部知事が参加されたのは、これまで光広代表が地道に信頼を積み上げてきたからにほかならない。
信頼関係は、挨拶など礼儀作法ができているのかが前提で、社会人としてのマナーや常識を理解している人かどうかが重要である。もとより信頼関係の構築がなければ人に紹介することはできない。N会は、ベテランの参加者ばかりでなく、若い創業者や二代目、三代目の次世代の会員、フリーランスの自営業者が増えてきている。若い参加者は、積極的に各テーブルを行き来して名刺交換を行っており、会を通じて、新たなビジネスチャンスを獲得し、志を立てる場となっている。
N会の今後について、弘摂幹事長は、「次代につなげ、半世紀といわず継続していけるよう取り組んでいきたいと思います」と語る。続けて、光広代表は少子高齢化の進む日本を憂い、「N会を拠点に、生産性の高い人材の発掘や仕事を創出していきたい」と力強く語った。
<COMPANY INFORMATION>
(有)弘大
代 表:平河弘摂
所在地:福岡市中央区赤坂1-10-7
設 立:2006年4月
資本金:300万円
TEL:092-791-7139法人名
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