2024年12月22日( 日 )

TOTO、2025年3月期中間決算 中国事業で減退感鮮明

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 10月28日、TOTO(株)(本社:北九州市小倉北区、清田徳明代表)は2025年3月期第2四半期決算を発表した。それによると、売上高は3,557億3,500万円(前年同期比4.7%増)、営業利益は241億4,200万円(同58.1%増)、経常利益は226億7,100万円(同0.8%減)、四半期純利益は169億4,900万円(同1.6%増)だった。

 主な決算要因としては海外住設事業において、とくにアメリカ事業が好調で、ウォシュレットの拡販などによりアメリカ事業の売上高は同34%増収の367億円、アジア事業もベトナムの市況低迷が業績に影響をおよぼしているものの台湾地域の業績好調などにより同事業の売上高も同14%増収の236億円となったことが大きく貢献した。

 ただし、中国事業は同9%減収の売上高371億円、為替影響を除くと16%減となり、中国事業における市況低迷の影響が鮮明となっている。

 また、新領域事業も好調で、半導体市況の回復にともなう静電チャックの販売増に加え、為替の影響などもあり同29%増収の217億円となった。

 通期(25年3月期)の業績予想については、売上高は7,300億円(前期比3.9%増)、営業利益は480億円(同12.2%増)、経常利益は480億円(同6.8%減)、当期純利益は360億円(同3.2%減)で、増収と営業利益での増益を予想している。

【寺村朋輝】

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