2024年11月21日( 木 )

国民民主主役に据える茶番

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 NetIB-NEWSでは、政治経済学者の植草一秀氏のメルマガ記事を抜粋して紹介する。今回は「国民民主が自公すり寄りを実行するなら『自公すり寄り国民民主』を広く人々に訴えるべきだ」と論じた11月10日付の記事を紹介する。

民主主義を尊重するというなら選挙結果を尊重するのが当然。米国大統領選でトランプが勝利した。見事な大統領への返り咲き。トランプは欠点の多い人物である。しかし、米国民はその欠点を踏まえつつ、トランプを大統領の地位に引き戻した。

大半のメディアはトランプ攻撃を展開した。日本のメディアも同じ。トランプが大統領に返り咲き、ウクライナ戦争を終結させると宣言していることに対してもクレームを連発する。

ウクライナ戦争を終結させる場合、現在の領有を是認することになる可能性が高い。ロシアはロシア系住民が支配力を有する地域を制圧している。トランプは現在の領有状況を基準とする戦争終結を誘導するだろう。これにクレームを付けるメディアが多い。

テレビ朝日は反トランプ色を鮮明に打ち出している。しかし、その行為は民主主義に対する冒涜だ。米国の主権者が清き一票を投じて新しい大統領を選出した。テレビ朝日が何を望もうとも、決定権を有するのは米国の主権者。民主主義を尊重することは米国民の選択を尊重することである。

巨大資本はトランプ勝利を阻止しようとした。トランプ暗殺も企ててきた。ペンシルベニアの集会でトランプは九死に一生を得た。警備が意識的に杜撰に運用された。トランプ暗殺を側面支援したと理解できる。

巨大資本はなぜトランプの大統領返り咲きを阻止しようとしたのか。それは、トランプが巨大ビジネスの利潤追求の障害になると判断するからだ。

巨大資本が最近とくに力を入れている分野が

戦争・ワクチン・CO2

巨大資本完全支配下の人物は巨大資本のビジネスを妨害しない。しかし、トランプは違う。戦争を終結させようとする。ワクチンに対する疑義を表明する。温暖化のCO2起源説に疑義を提示する。まったく邪魔な存在なのだ。

ハリスは巨大資本完全支配下の人物。

※続きは11月10日のメルマガ版「植草一秀の『知られざる真実』」「国民民主主役に据える茶番」で。


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植草一秀の『知られざる真実』

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