2024年12月23日( 月 )

【兵庫県知事選(10)】斎藤氏再選への首長らの意見

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

 NetIB-NEWSでは、読者のご意見を積極的に紹介し、議論の場を提供していきたい。
 今回は17日投開票の兵庫県知事選で前知事の斎藤元彦氏が再選をはたしたことについての読者の意見を紹介する。

これからが大変

 今回の兵庫県知事選において斎藤元彦氏は、SNSを駆使して選挙戦を戦い、再選をはたしました。斎藤氏のみならず、全国的にSNS活用への移行が進んでいます。長所短所はあるでしょうが、ますます進んでいくでしょう。

 これから斎藤氏は大変でしょう。多くの市民からの民意を受け取ったわけですから。どのようにして県職員および県議との軋轢を埋めていくのか。1日1日が大変だと思います。

 一方、斎藤氏はある面ではすごいと思います。あきらめない姿勢と相当に強い想いをもっていると思います。私も過去、行政の長を務めていた者として、これからも斎藤知事を見守っていきたいと思います。

【福岡県内自治体元首長】

フェイク情報をめぐって

 兵庫県知事選はSNS上でさまざまな情報が発信され、若者が積極的に候補者、とくに斎藤氏の話を聞きに行き、投票をしたという点で台湾の選挙に似ています。とくに共通点が大きいのは、真偽のほどが定かではない情報が多く飛び交った点です。台湾の総統選挙では島外が情報源とされるフェイク情報がSNS上で多く発信され、選挙を経るたびに手口が巧妙になってきていて、米大統領選挙も同様です。

 今回は汚名を着せられた斎藤氏が名誉を回復する機会となりましたが、この選挙結果は従来斎藤知事を批判してきたニュースが実は偽りのものであったと多くの県民が判断したことによるものでしょう。従来のメディア報道であれ、SNS上の情報であれ、悪意をもって世論を操作しようという情報が発信され、それが大勢を占めるようになると非常に危険であり、また情報を判断する市民の見識が非常に重要だと実感しました。

【福岡在住台湾人】

(9)
(11)

関連キーワード

関連記事