2024年11月25日( 月 )

『セカハン』自社の成功体験公開で「儲かる」海外EC販売支援

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ
法人情報へ

低額で収益化サポート

 総合商社スリーアール(株)(福岡市博多区)は、越境(海外)EC進出のトータルサポートサービス『セカハン』を開始した。

「セカハン」を担う海外事業部
「セカハン」を担う海外事業部

    越境EC参入には、ショッピングサイトへの出品申請やページ制作、集客の仕掛けなど、超えるべきハードルが多いが、スリーアールは外国人の専門家集団が進出国に合わせたフルサービスを提供する。

 強みは自社の成功体験だ。スリーアールは盆栽道具や陶器などの自社ブランドを世界8カ国で展開し、月間1,000丁を売上げる剪定バサミや2,000個出荷するお香などヒット商品を生み出している。

和桜の盆栽ハサミ
和桜の盆栽ハサミ
朝夕の線香と線香立て
朝夕の線香と線香立て

    EC部門を統括する江本剛取締役は「日本製品は品質や信頼性で強みを有する一方で、プロデュース力に課題を抱える企業があることも否めません。良いものなのに眠っている『Made in Japan』は多い」と手応えを示す。スリーアールの経験を投入し、時間と費用を抑制して収益化への近道を提供しようという考えだ。

 フランス出身で海外事業部の実務を担うマネージャーのフォー・ラファエル氏も「国よって消費者の嗜好や消費マインドは異なります。売上を伸ばすにはマーケティングを含むあらゆる現地化が不可欠」と自社ブランドの成長過程を振り返る。

 料金は月額35万円(6カ月プランから)のみ。越境EC進出には初期費用だけで200万円は必要との声もあるなかで異例の低額にしたのは、同社が目指す「『ジャパンクオリティ』で日本を再興する」というビジョンを実現するため。「セカハン」の成功者を数多く生み出すことで達成できると、ビジョン達成への手ごたえを語る。

 具体的な販売方法は、各国のAmazonへの出店で展開する。多様な国への出店をサポートするなかでも自社の体験から、北米やヨーロッパへの進出が成功する確率が高いと考えている。国によって越境ECが困難な商品はあるが「あらゆる要望に応えられるようにしたい」(江本氏)として全力で取り組む構えだ。


<COMPANY INFORMATION>
スリーアール(株)

代 表:今村陽一
所在地:福岡県福岡市博多区東光2-8-30
    高光第一ビル2階
設 立:2001年5月
資本金:4,200万円
会社ホームページ :https://3rrr-hd.jp/
セカハン専用サイト:https://sekahan.com/

関連記事