読売新聞G主筆・渡辺氏が死去、98歳 マスコミ、政界に影響をおよぼす
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読売新聞グループ本社代表取締役主筆の渡辺恒雄氏が19日午前2時、肺炎のため、東京都内の病院で死去した。98歳。
渡辺氏は1926年生まれ、東京都出身。東京大学卒業後の1950年に読売新聞社に入社し、91年に代表取締役社長・主筆に就任、グループ本社代表取締役社長・主筆同会長・主筆を経て、16年から現職にあった。社長在任中の1994年に新聞として初となる発行部数1,000万部を突破した。
政治部記者としてキャリアを築き、ワシントン支局長、政治部長などを歴任しており、『派閥と多党化時代 政治の密室 増補新版』(『自民党と派閥 政治の密室 増補最新版』と改題され今年5月に再出版)など多くの著書がある。
中曽根康弘氏ら自民党・保守系の大物政治家と深い関係を築いたほか、「メディア界のドン」「政界のフィクサー」とも呼ばれ、マスコミと政界のみならず各方面に強い影響力をおよぼしていた。日本新聞協会会長、政府の審議会委員のほか、読売巨人軍オーナー、大相撲横綱審議委員会委員長なども歴任した。
【茅野雅弘】
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