2025年01月15日( 水 )

予防と自己管理で実現するピンコロ生活 病院に頼らない未来へ、ウェルネス会議開催

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 新型コロナワクチン接種後の健康被害を受け、人々は自己防衛の重要性を再認識する必要がある。権威による情報も完全ではなく、最終的に健康を守る責任は個々人にある。この流れを受け、ウェルネス先進国アメリカの企業進出が加速し、日本を含む東アジアで新たな潮流が広まりつつある。

 厚生労働省が設ける健康被害救済制度において、新型コロナウィルス感染症予防接種健康被害は、2024年12月26日時点で申請受理件数が1万2,639件に上り、そのうち認定件数は8,683件、否認件数は2,888件となっている。申請件数の増加にともない審査に時間を要する問題が指摘されていたが、厚生労働省は審査体制を強化し、未処理件数の減少に向けた対応を進めている。

 こうした背景のもと、健康課題に取り組むフィジシャンズウェルネスグループ(PWG)が注目を集めている。同団体は1996年に米国で設立され、根拠に基づいた信頼性の高い健康情報を提供することで、個人が主体的に健康管理を行える社会の実現を目指している。PWGは2,000名以上の医師・研究者を擁し、単なる病気の治療にとどまらず、予防医療の推進を目的とした活動を展開。これにより、医療従事者が病気を治すだけでなく、健康維持に関する情報を提供する役割を担っている。

 フィジシャンズウェルネスという概念は、医師の専門知識を基盤とし、病気の予防や生活の質向上を目指す包括的なアプローチを指す。単に病気を治療するのではなく、病気を未然に防ぎ、健康寿命を最大化することを目的とする点に特徴がある。

 現代医療に対する信頼が揺らぐなか、重要なのは取り返しのつかない選択を避けることである。十分な臨床データを欠く新薬に飛びつくのではなく、長年の使用実績をもつ伝統的な薬効成分を活用する姿勢が賢明とされる。これは、現在の医療常識も絶対ではなく、科学の進展によって過去の常識が覆される例が多々あるからだ。

 こうした理念を掲げ、日本国内におけるフィジシャンズウェルネスの普及を目的とするPhisician’s Wellness Group Japan(PWGJ)は、第1回フィジシャンズウェルネス会議を開催し、信頼性の高い健康情報の発信を通じて、病気を予防し健康的な生活を送るための知識を広めることを目指す。PWGJの活動が、新たな健康文化を日本に根付かせる契機となるか、その行方が注目されている。

【児玉崇】


<INFORMATION>
第1回フィジシャンズウェルネス会議

参加費: 3,000円(税込)
テーマ: 神経内科から見る健康:エンドカンナビノイドと不調のメカニズム
日 時: 2025年1月27日(月) 午後1時30分~3時30分
場 所: 福岡国際会議場(福岡市博多区石城町2-1)
主 催: Phisician’s Wellness Group Japan(株)

お申込みは下記にご記入の上、FAX:092-262-3389までお送りください
参加者名:
電話番号(携帯):

お問い合わせは
マックスワールド(株)  090-3512-0157(担当:児玉崇)

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