サンケイ化学、2024年11月期決算　増収増益

　15日、サンケイ化学（株）（本社：鹿児島市、福谷明代表）は2024年11月期の連結決算を発表した。それによると、売上高は60億5,200万円（前期比0.9％増）、営業利益は4,500万円（前期は営業損失1,100万円）、経常利益は1億3,900万円（前期比268.3％増）、当期純利益は1億3,200万円（同262.5％増）で、増収増益となった。

　決算要因としては、園芸用殺菌剤や水稲用殺虫殺菌剤の売上増加が収益を支えた。一方で、緑化用殺虫剤や園芸用除草剤の売上は減少したが、総合防除による環境保全型農業の推進、森林や公園向けの緑化防除事業、不快害虫防除薬剤の開発を継続して進めたことが業績に影響を与えたとした。また利益面では、受託生産の強化による工場稼働率の向上も利益回復に寄与したとしている。

　来期（25年11月期）の業績予想については、売上高は62億6,600万円（前期比3.5％増）、営業利益は2億2,500万円（同395.9％増）、経常利益は2億7,300万円（同95.9％増）、当期純利益は1億5,400万円（同16.0％増）で、増収増益を予想している。

【岩本願】