TSMC、24年12月期は増収増益で過去最高に 今年もAI関連需要が牽引との見通し
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半導体ファウンドリ大手、台湾積体電路製造(TSMC)が16日に発表した2024年12月期決算によると、売上高は前期比33.9%増の2兆8,943億台湾元(約13兆7,600億円)、純利益は同39.9%増の1兆1,732億台湾元(約5兆5,800億円)となり、いずれも過去最高となった。23年12月期は減収減益であったが、前期はAI向けの先端半導体の需要が伸びたことが要因となった。
同日の記者会見で、魏哲家CEOは25年の見通しについて、第1四半期の売上高は250~258億ドル(約3兆9,000億~4兆円)との予想を示しており、AI関連の需要が引き続き伸びるとの認識だ。AI向けの先端半導体の輸出をめぐってはアメリカが今月に入り対象国別の数量規制案や、TSMCやサムスンなど半導体ファウンドリに先端半導体の輸出の監視強化の義務付けを発表しているが、そうしたなかでも強気の見通しを示した。
今年の投資については、380~420億ドル(5兆9,000億~6兆5,000億円)を予定している。熊本第2工場について、昨年の決算発表では25年1~3月の時期に建設に着工するとしていたが、生産の計画に変更はないとした。
【茅野雅弘】
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