トランプは吠え、孫正義は豪語する~大胆な発言と未来の展望
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誰もがトランプ大統領やソフトバンクの孫正義オーナーのように、大きなビジョンを語りたいものだ。
トランプ大統領の実行力
まず、パナマ運河の管理について、パナマ政府はこれまで、運河の西と東の出入口の管理を請け負っていた香港企業を排除する方向に動いている。また、グリーンランドの管理に関しても、3月に住民選挙が実施される予定であり、一部の識者は「トランプ大統領の意向に沿った決定がなされる可能性が高い」と指摘している。その背景には、「デンマークよりも米国の方が防衛にかける予算がケタ違いに大きいため、グリーンランドの住民の多くが米国の保護を望んでいる」という見方がある。
最も難題とされるのは、パレスチナ自治区ガザの問題だ。崩壊したガザ地区の再生・再建には膨大な資金と時間が必要とされる。しかし、トランプ大統領は「まず、新たな土地に200万人のパレスチナ人が健康で安心して暮らせる新都市を、米国政府の責任のもと短期間で建設する。そして、パレスチナ自治区を米国の管理下でリゾート地域として再生させ、新たな産業も生み出す」と公言している。歴史的な経緯や民族問題を考慮すると、この計画の実現は容易ではないが、着眼点としては興味深い。
孫正義氏の大胆な発言
ソフトバンクの孫正義オーナーも、OpenAIとの新会社設立に際し、「全人類は失業する」と吠えたらしい。この発言はYouTube上で大きな話題を呼んでいる。
筆者の周囲で印象的だったのは、ある国会議員の意見である。「現在、日本には衆議院・参議院合わせて約700人の国会議員がいる。しかし、AI技術がさらに進化すれば、5年後にはこれほど多くの議員は必要なくなるだろう。国会運営にはあまりにも無駄が多すぎる」との見解を示した。
また、ある企業内での議論では、50代の幹部社員が「最終的にはAIの奴隷になるしかないのか!」と嘆いた。それに対し、気骨のある若手社員が反論した。「いや、違う。これからは精神力や豊かな情緒が求められる時代になる。自立した価値観を磨くことが重要であり、宗教・モラル・哲学といったものに人類の関心が高まるはずだ」と力説した。このような議論が生まれること自体、新たな思想や宗教の勃興を示唆しているのかもしれない。
AIとプロ野球の未来
ソフトバンクグループに所属する中堅幹部の所感も興味深い。「もし現在のプロ野球をロボット野球に切り替えれば、福岡ソフトバンクホークスは毎シーズン140勝を挙げて断トツの優勝を果たせる。しかし、他球団も技術を磨いてくるため、その優位性はせいぜい3年しか続かないだろう。それでも、人間の選手が必死でプレーするからこそ、ファンは熱狂的に応援するのだ」との見解を示している。
トランプ大統領の国家戦略、孫正義氏の未来予測、そしてAIがもたらす社会変化系──これらの動向は、今後の世界を大きく揺るがす可能性を秘めている。
【青木義彦】
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