西鉄春日原駅周辺で進む都心機能の強化

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ
法人情報へ

 春日市は、西鉄春日原駅周辺エリアの地区計画原案を公表している。市ではこれからの50年を描く春日新50年プランにおいて、同エリアを都心と位置づけており、周辺道路の整備や商業機能の集積を通じて、魅力的で利便性の高い駅前空間の形成を図る方針を示している。

賑わい回廊軸  市公表資料より

 地区計画の対象となるのは、春日原東町1丁目、同2丁目の一部、春日原北町1丁目~4丁目の一部など約7.6ha。市は商業にとどまらず建築物低層部への業務・医療・子育て支援施設、金融機関など、多様な機能の集積を目指しており、その実現のための土地の有効・高度利用を促進する。

地区計画原案によれば、駅前広場を含む「賑わい回遊軸」に定められた道路に5m以上接道する敷地を対象に、建築物壁面を1m後退させたうえで1階部分に店舗などを配置する、または歩道との段差を設けずオープンスペースを確保するなど、同回遊軸との一体的な空間創出がなされることで、建築物の容積率を最大200%緩和する。

容積率緩和イメージ

    

西鉄春日原駅は特急停車駅であり、駅の1日平均乗降客数は2万人を超える(2023年度時点)。南西に500m程の場所にはJR春日駅もあり、周囲には小規模店舗も多く、相応の生活利便性が確保されている。

 市では対象エリア内の土地所有者などを対象に、2月21日(金)までの期間、同地区計画原案に対する意見を受け付けている。

 その他詳細はコチラ

【代源太朗】

法人名

関連記事