【BIS論壇No.470】BIS創設34周年を迎えて

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 NetIB-Newsでは、日本ビジネスインテリジェンス協会理事長・中川十郎氏の「BIS論壇」を掲載している。
 今回は2月12日の記事を紹介する。

 2025年2月12日はBIS(日本ビジネスインテリジェンス協会)創設34周年記念日である。

 この間、191回の情報研究会参加者累計、1万7,500人。講師累計700人に達している。本日BIS創設34周年を迎えられたのも一重に名誉顧問、顧問、理事、会員各位のご協力、ご指導の賜物で、BISを代表し心から感謝申し上げる次第である。さらに創設40年、50年に向けて各位のご鞭撻をお願いいたします。

イメージ    1992年2月12日 虎ノ門ANAホテル(当時)で開催の創立記念講演会には日本側を代表し、故・小野田寛郎・元陸軍情報将校、本年97歳の誕生日を迎えられるドクター中松が名誉顧問としてご参加いただき、300名の国内外の参加者を前にご挨拶をいただいた。創立記念大会には日本経済新聞が記事を掲載。日本IBMよりは財政支援をいただいた。

 『ビジネス競合情報に関する国際シンポジウム』と題し、主催;日本ビジネス競合情報専門家協会(93年に「日本ビジネスインテリジェンス協会」に名称変更)、後援:在日米国商工会議所、米国競合情報専門家協会、東京相和銀行営業情報連絡会 で開催した。

 基調講演は『SCIPアメリカの現状と競合情報』、ジョン・プレスコット博士(米国)、講演は『ユーロッパにおける競合情報とその管理』、ステバン・デジエル博士(スウェーデン)、『戦略経営システムについて』クリス・ホール博士(オーストラリア)、『旧ソ連邦経済の市場経済移行の問題点』セルゲイ・ブラギンスキー(ロシア)。パネルディスカッション『競合情報の現状と将来』ゼイン・マコーイッツ(米国)、ロバート・A・マルグリエス(米国)、ジョン・プレスコット博士(米国)、フィリップ・バウマード(フランス) 、藤原肇博士(日本)、司会・中川十郎で行い好評であった。

 本日、創設34周年を迎え、「継続は力なり」「一生勉強、一生青春」なる言葉を実感としてかみしめている。今後ともBISへのさらなるご支援とご指導、ご協力をお願いいたします。世界では急速に、AI、DX(Digital Tranformation)の波が押し寄せ、人工知能への関心が高まりつつあります。かかる趨勢から、情報の研究は今後ますます重要になっております。今後とも顧問、会員各位のビジネス情報研究に対し、さらなるご指導とご協力を切望する次第です。

 BIS34周年に際し、これまでBISをご指導いただいた下記主要物故者の名前を印し、感謝の意を表したいと思います。

  Dr.Stevan Dejier・ Sweden Lund大学教授、 小野田寛郎・元陸軍情報将校、豊島 格・ 元JETRO理事長、石川昭・元青山学院大学大学院教授、広瀬輝夫・元NY医科大学教授、橋田久仁夫・元フランス情報産業日本代表、谷口誠・元国連大使、OECD事務次長 以上


<プロフィール>
中川十郎(なかがわ・ じゅうろう)

 鹿児島ラサール高等学校卒。東京外国語大学イタリア学科・国際関係専修課程卒業後、ニチメン(現:双日)入社。海外駐在20年。業務本部米州部長補佐、米国ニチメン・ニューヨーク開発担当副社長、愛知学院大学商学部教授、東京経済大学経営学部教授、同大学院教授、国際貿易、ビジネスコミュニケーション論、グローバルマーケティング研究。2006年4月より日本大学国際関係学部講師(国際マーケティング論、国際経営論入門、経営学原論)、2007年4月より日本大学大学院グローバルビジネス研究科講師(競争と情報、テクノロジーインテリジェンス)。

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