門司税関が19日に発表した九州経済圏(九州・沖縄・山口)貿易概況(速報値)によると、1月の輸出額は9,483億円(前年同月比9.6%増)と伸びたものの、輸入額が1兆566億円(同20.6%増)と大幅に伸び、貿易収支は1,084億円の輸入超過となった。貿易赤字は12カ月ぶり。
輸出では自動車が2,743億円(同31.2%増)と牽引し、とくにアメリカ向けが好調だった。一方、大きく減らしたのが半導体等製造装置で、韓国や中国向けなどが不調で527億円(同31.0%減)と4カ月ぶりのマイナスとなった。
輸入ではサウジアラビア、クウェートからの原粗油が大幅に増え2,301億円(同29.2%増)と増加したほか、石油製品も579億円(同54.7%増)と大幅に伸びた。一方、石炭が北米からの輸入減により817億円(同22.9%減)と減少した。
【茅野雅弘】
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