東京カクテルバー経営者の気配りの凄み

19日夜、場所は品川プリンスホテルである。午後８時にようやくセミナーを終えた。息抜きに同じセミナーを受けた経営者と散策にでた。品川駅を正面にして西へ上り坂を歩いた。久しぶりに三田方向に緩やかな坂を踏みつけながら15分を要したところに小洒落たカクテルバーがあった。立ち止ってみると案内板にシャーロックホームズのトレードマークが張り付けてあるのだ。興味を抱いて店を覗いた。場所は高輪になる。

　外見の雰囲気から察せられるとおり、店内は伝統的なイギリスの風情を漂わせている。まさしくシャーロックホームズ調だ。カクテルバーにある主力のアルコールはスコッチウィスキー、ジン、ウォッカ、テキーラ等々だ。テキーラのダブルを頼んだ。マスターは55歳前後か。この品川地区に住んで25年になるそうだ。出身は長野県飯田市とか。【あらー先週、貴方の故郷のお隣・伊那市に行きましたよ】と応対したら話が弾んだ。カクテル４杯飲んで１時間で店を後にした。そして５日して以下のような手紙をいただいた。そして何よりもこの店のブログを参照されたし。気配りの凄みを感じる。

◆ベーカーストリート 高輪ブログ＞＞
前略

冷たい秋風が心地よい夜、奥様との散歩でみつけていただいた高輪のベーカーストリートでございます。昨夜は、楽しいお話と暖かいお心遣いを頂きありがとうございました。
その上、お酒までもごちそうになり、合わせてお礼申し上げます。
あのようなお店ですが、東京にお出かけの時には、ぜひお立ち寄りくださり、又、楽しいひとときをお過ごして下さいませ。
早々にお礼をと思い筆をとらせていただきました。私、博多には一度しか行ったことが無く、気候もあまり存知あげませんが、これから段々寒さも厳しくなってくると思います。どうぞ体調など崩されませんよう、くれぐれもご自愛下さいませ。奥様にもくれぐれもよろしくお伝え下さい。
素晴らしい出会いを頂けましたこと、感謝いたします。
草々
平成二十七年十一月二十日　早朝
ベーカーストリート
店主　太田　修