富士ピー・エス、固定資産譲渡で業績予想を上方修正
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(株)富士ピー・エス(本社:福岡市中央区、堤忠彦代表)は7日、固定資産の譲渡にともない、2025年3月期の業績予想を修正すると発表した。譲渡益22億9,000万円を特別利益として計上することで、当期純利益が前回予想の4億2,500万円から19億2,500万円へと増加する見込みとしている。
譲渡するのは、同社が保有する福岡市中央区舞鶴二丁目の土地(840.75m2)と建物(5,073.41m2)。譲渡先は大阪市北区に本社を構えるマントミ・アセット・マネージメント(同)で、不動産賃貸や管理、航空機リース事業を展開している。
今回の固定資産売却は、21年5月に策定した中期経営計画「VISION2030」に基づくものだ。同計画では、工場リニューアルやM&Aによる補修・補強会社の子会社化を掲げており、経営資源の最適化を進める一環として、資産売却による財務体質の強化を図るとしている。
同社の業績は大幅な上方修正となった。連結業績予想では、売上高332億2,000万円(前回予想から変更なし)、営業利益7億8,500万円(同)、経常利益7億5,000万円(同)としたが、当期純利益は先述の通り19億2,500万円へと増額修正した。
【寺村朋輝】
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