パナソニック環境エンジニアリングに1カ月間の指名停止措置 福岡市

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ
法人情報へ

 10日、福岡市はパナソニック環境エンジニアリング(株)(本社:大阪府吹田市、小野勝代表)に対して、3月7日~4月6日まで1カ月間の競争入札参加停止措置を講じたと発表した。措置の理由は、同社が実務経験を充足しない人物を営業所の専任技術者および工事現場の主任技術者などとして配置していたためである。

 これは1月31日付で近畿地方整備局が、同社を建設業法違反で全国を対象にした営業停止命令を下したことを受けた措置。同局の処分内容は、土木工事業、建築工事業、とび・土工工事業、電気工事業、管工事業、水道施設工事業、ガラス工事業、内装仕上工事業、塗装工事業、機械器具設置工事業に関する業務で、停止期間は2月15日~3月8日の22日間であった。これを受けて福岡市も今回の指名停止措置を下した。

 同社は全国規模で環境関連設備の工事やエネルギーマネジメント業務を展開しており、福岡市においても工事(管A、電気A、機械)の業種で登録している。

 同社に対しては先月28日に福岡県も指名停止措置を下している。
パナソニック系3社と関電系1社に対して指名停止2カ月 福岡県

 国土交通省からの処分についての記事は下記。
パナソニック関連9社に最長22日の営業停止 建設工事資格を不正取得

【寺村朋輝】

関連記事