プロフィッツ、ザ・博多テラスを取得へ~九州事業本格始動

 不動産投資事業などを手がける(株)プロフィッツ(東京都千代田区、田中慎一郎代表)は、清水総合開発(株)(清水建設グループ)が出資する特定目的会社を通じて、福岡市中央区春吉のカンデオホテルズ・ザ・博多テラス(以下、ザ・博多テラス)を取得する。同ホテルの取得を皮切りに、同社は九州エリアにおける事業展開を本格始動させ、ホテルにとどまらず、オフィス・賃貸住宅も積極的に取得し、企画開発を行っていくとしている。

取得時のザ・博多テラス外観および客室
取得時のザ・博多テラス外観および客室

 ザ・博多テラスのある春吉は、福岡市における2大都心、博多と天神の中間に位置しており、西日本屈指の繁華街・中洲にも接している利便性の高いエリア。

 プロフィッツはコロナ禍以降、急速な回復を見せるインバウンド需要も視野に、ザ・博多テラスを広々とした客室で家族や友人などと寛げる、長期滞在型にも適した宿泊施設「アパートメントホテル」(全29室)へと再生する方針を掲げている。

 オペレーターとして、京都・札幌でインバウンド向け宿泊施設の実績がある(株)ティーエーティーを事業パートナーとして迎え、これまでの無人受付から、多言語対応可能なホテルスタッフを配置する有人受付へと変更することや、築14年を経過した客室をモダンスタイルに改装することなどを通じて、集客力と収益力の向上を目指す。開業時期は、今年8月頃を予定している。

【代源太朗】

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