多少は福岡の不動産に関心がある方々、多少は天神1丁目開発に興味がある方々は、天神1丁目にあったイムズビルが三菱地所のモノであったことを認識されているだろう。そのイムズビルが解体されて、新しいビルが建ち始めてから驚いたのは、「なるほどこんなに広い土地だったのか」ということだ。この敷地の広さは1,300坪。もちろん、すべて三菱地所のものである。ここで強調したいのは購入した1,300坪をガツガツ運用する必要がなかったということだ。余裕綽々なのだ。
1986年4月に福岡市から払い下げを受けた(明治生命など)のである。現在は三菱地所のみの名義である。福岡市からの払い下げ入札には福岡玉屋・福岡地所地元連合も名乗りをあげたが、残念ながら惨敗となった。
520億円の価値へ暴騰

当時の売却価格は坪300万円であったから×1,300坪であった。39億円の取引であったとみられる。現在、公定価格は4,000万円といわれるので、×1,300坪=520億円の価値へ高騰している。さらに無担保であることに驚きを覚える。ぜひ、天神再開発ビルは「イムズビル」のように話題を提供する物件になってもらいたいものである。
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