鹿児島・岩崎グループの代表社長に岩崎貴光氏が就任

 1日、鹿児島県内を中心に幅広く事業を展開する岩崎グループの代表社長に岩崎貴光氏(39)が就任した。2002年から社長を務めていた岩崎芳太郎氏(71)は代表会長に昇格する。

 今回の代表人事の異動について同社は、「持続可能な組織とするためにトップを含む世代交代が必要と判断した」と説明している。

 同グループは、ガソリンスタンド、ホテル、観光事業を行う岩崎産業(株)、運輸、交通のいわさきコーポレーション(株)などを中心として構成される。従業員は約2,000名で、24年3月期の売上高はグループ全体で411億円。そのうち、170億円超を岩崎産業が占める。

 同グループは、鹿児島を代表する企業グループだがその苦境についてはかねてより当社も報道してきた。

過去記事
鹿児島経済の「顔」たる資格はあるか?~苦境に立ついわさきグループ(2018年7月20日記事)

 今回の代表異動により岩崎グループが鹿児島を代表する企業として新しい段階に駒を進めることができるのか、新代表体制の手腕に注目が集まる。

【寺村朋輝】

関連キーワード

関連記事