13日、(株)琉球銀行(本社:沖縄県那覇市、島袋健頭取)は25年3月期の連結決算を発表した。それによると、経常収益は691億9,300万円(前期比4.9%増)、経常利益は83億2,800万円(同1.5%減)、当期純利益は57億5,100万円(同1.8%増)で、経常収益の増加に対して利益は微増となった。
決算要因としては、資金利益の増加(293億1,500万円、前期比7.5%増)が寄与した一方で、役務取引等利益は68億1,200万円(同2.3%減)と減少し、営業活動全体としては収益増加にともなう経費の上昇(287億3,900万円、同1.9%増)や貸倒関連費用の増加が利益を圧迫した。貸出金償却は2億7,300万円(同60.7%減)と大きく減少したが、個別貸倒引当金や一般貸倒引当金の繰入額が新たに発生したほか、前期にあった貸倒引当金戻入益(15億1,700万円)が当期はゼロとなったことで、与信費用は総額で増加したことなどによる。
来期(26年3月期)の業績予想については、経常利益は95億円(前期比14.1%増)、当期純利益は65億円(同13.0%増)で、増収増益の予想となっている。
【寺村朋輝】
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