ネオホーム、25年7月期決算 増収減益

 12日、(株)ネオホーム(本社:熊本市、田中太一郎代表)は25年7月期の非連結決算を発表した。それによると、売上高は16億4,300万円(前期比5.7%増)、営業利益は2,900万円(同19.4%減)、経常利益は1,600万円(同38.5%減)、当期純利益は1,000万円(同45.5%減)で、増収減益となった。

 決算要因としては、主力の戸建住宅事業において熊本初となる新規格住宅「odd house」を投入するなど販路拡大と販売力強化に取り組み、用地取得や建売販売も継続したことが売上増加に寄与した。しかし利益面では、資材価格・賃金の上昇にともなう建築コストの増加、政策金利引き上げにともなう住宅ローン金利上昇懸念により消費者の購買意欲が慎重になり購入検討期間が長期化したこと、さらに25年4月の建築基準法改正により確認申請審査期間が長引き一部案件の進行が遅れたことが利益を圧迫した。

 来期(26年7月期)の業績予想については、売上高18億3,500万円(前期比11.7%増)、営業利益9,100万円(同208.6%増)、経常利益7,400万円(同352.3%増)、当期純利益4,900万円(同381.9%増)で、大幅な増収増益を予想している

【寺村朋輝】

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