TSMC熊本第2工場が着工、25年12月期第3四半期は四半期記録を更新
2025年10月17日 16:20
TSMC(台湾積体電路製造)が熊本県菊陽町で計画している第2工場について、同社は16日、建設を始めていることを発表した。同日開催した2025年12月期第3四半期決算のオンライン説明会上で魏哲家・董事長兼最高経営責任者が話し、量産開始時期については、顧客のニーズや市場の状況に基づくとした。
現在、土地の造成工事を行っている段階であり、本体工事の準備も進めているという。着工時期について、当初は24年中とされていた着工時期が何度か変更され、これまで今年中とされていたものの、明確な発表がされていなかった。
同決算によると、売上高は9,899億台湾ドル(前年同期比30.3%増、1台湾ドルは約4.9円)、営業利益は5,006億台湾ドル(同38.8%増)、四半期純利益は4,523億台湾ドル(同39.1%増)で、いずれも四半期として最高額を更新した。粗利率は59.5%、営業利益率は50.6%、純利益率は45.7%となった。
【茅野雅弘】
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