TOTO、26年3月期中間決算は減収減益 通期は増収増益予想

 10月31日、TOTO(株)(北九州市小倉北区、田村信也代表)は2026年3月期の連結中間決算を発表した。それによると、売上高は3,493億7,200万円(前年同期比1.8%減)、営業利益は207億8,100万円(同13.9%減)、経常利益は230億8,900万円(同1.8%増)、四半期純利益は87億9,000万円(同48.1%減)で、減収減益となった。

 決算要因としては、国内では住宅設備市場が一服感を見せ、海外では中国経済の減速や為替影響により販売が減少した。とくにウォシュレット関連商品の出荷減が響いた。一方で北米や欧州では堅調に推移したが、利益面では原材料高や物流費の上昇が重荷となり、営業利益は前年を下回った。

 通期(26年3月期)の業績予想については、売上高7,345億円(前期比1.4%増)、営業利益490億円(同1.1%増)、経常利益500億円(同0.7%減)、当期純利益290億円(同138.3%増)で、増収増益を見込んでいる。

【寺村朋輝】

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