宮崎銀行、26年3月期中間決算は収益利益ともに過去最高 通期も過去最高予想

 6日、(株)宮崎銀行(宮崎市、杉田浩二頭取)は2026年3月期の連結中間決算を発表した。それによると、売上高に相当する経常収益は422億2,200万円(前期比10.8%増)、営業利益に相当する経常利益は96億5,100万円(同35.3%増)、四半期純利益は67億7,100万円(同39.4%増)となり、いずれも過去最高を更新した。

 決算要因としては、貸出金利息や有価証券利息配当金の増加により資金運用収益が拡大したことに加え、受入為替手数料や雑手数料が増加し役務取引等収益が伸びたことが挙げられる。一方、経常費用も預金利息や売現先利息の増加により資金調達費用が上昇し、前年同期に比べて15億9,400万円増の325億7,000万円となったが、それを上回る収益増を確保した。

 通期(26年3月期通期)の業績予想については、経常収益862億円(前期比7.4%増)、経常利益182億円(同30.4%増)、当期純利益124億円(同26.7%増)を見込み、通期でも過去最高益を更新する見通しを示した。

【寺村朋輝】

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