スタンツ、産廃処分業許可取り消し

　福岡県は22日、（株）スタンツ（本社：福岡市博多区、田川誠治代表）に対し、産業廃棄物処分業の許可を取り消す行政処分を行った。
　同社は汚泥や廃油、廃酸、廃アルカリ、動植物性残さの好気処理を行う中間処理の許可を持っていたが、６月、筑紫野市山家の同社処理施設から廃棄物があふれ出す危険性があるとして、県は改善命令を発していた。しかし、期限がきても命令は履行されず、履行期限後に２回、県は改善命令の履行を促したが、改善はなされなかった。命令違反の状態が続いたため、今回の処分となった。
　施設内に残る産業廃棄物は約2,000m³と見られている。